「否定表現で「不」を使うということは知ってるけど、使い方がいまいち分かっていない…」
そのように感じる方も多いのでは?
今回は、そんな否定表現「不」の4つの使い方を徹底解説!ポイントが分かれば、今日からあなたも「不」の否定文をマスターできますよ♪
①動詞の前に置くパターン:現在・未来・習慣の否定
「不+動詞」=「〜しない」
※比較「不+要+動詞」=「〜しない(したくない)」(意思が入っている)
(例文1)
今日は仕事に行かない。→今天不去工作。(上班) jīntiān bú qù gōng zuò (shàng bān)
【解説】
今天=今日
不去=行かない(去は「行く」を表す動詞)
工作=仕事
*上班=「仕事に行く、出勤する」を表す動詞
(例文2)
朝ごはん作らない。→今天不做(煮)早餐。 jīntiān bú zuò (zhǔ) zǎocān
【解説】
不做、不煮=作らない(做も煮も「作る」を表す動詞)
早餐=朝ごはん
(例文3)
今夜はテレビは見ない。→今晚不看電視。 jīnwǎn bú kàn diànshì
【解説】
今晚=今夜
不看=見ない(看は「見る」を表す動詞)
電視=テレビ
(例文4)
マンゴーは買わない。→不買芒果。 bú mǎi mángguǒ
【解説】
不買=買わない(買は日本語と同じ「買う」を表す動詞)
芒果=マンゴー
*【比較】不+動詞に比べ、不要(búyào)+動詞は意思が入っているニュアンスになります。例えば、「今晚不要看電視。」と言うと、勉強するためなど「テレビを見ないと決めている」ような意味合いです。
②形容詞の前に置くパターン:その形容詞の性質を否定
「不+形容詞」=「〜ではない」
(例文1)
このパイナップルは(値段が)高くない。=這個鳳梨不貴。 zhège fènglí bú guì
【解説】
這個=この
鳳梨=パイナップル
不貴=高くない(貴は「値段が高い」を表す形容詞。「安い」は便宜pián yi)
(例文2)
これは臭くない。=這個不臭的。 zhège bú chòu de
【解説】
不臭的=臭くない(文字通り「臭的」は「臭い」を表す形容詞)
※もし「的」なしで「這個不臭」と言うと「臭」は「臭い匂いがする」を表す動詞になります)
(例文3)
具合が悪い。=身體不舒服。 shēntǐ bù shūfu
【解説】
身體=身体
不舒服=気持ち良くない(舒服は「(体調や気持ちが)良い」を表します。)
③全て/とてもを表す副詞の前に置くパターン:部分否定
「不+副詞」=部分否定(全て〜というわけではない、あまり〜でない)
(例文1)
私たち皆中国語が話せるわけではない。=我們不都会説中文。wǒmen bù dōu huì shuō zhōngwén
【解説】
我們=私たち
不都=みんな〜というわけではない
会=〜できる
説=話す
中文=中国語
(例文2)
あまり体調が良くない。=不太舒服。 bútài shūfu
【解説】
不太=あまり〜ではない
舒服=気持ちが良い
④全て/とてもを表す副詞の後に置くパターン:全部否定
「副詞+不」=全部否定(全て〜ない)
(例文1)
今日は全く仕事忙しくない。=今天工作完全不忙。jīntiān gōngzuò yě wánquán bù máng
【解説】
今天=今日
工作=仕事
完全不=全く〜ない
忙=忙しい
(その他の例)
都不、非常不、根本不
●4つの「不」を使った会話文で覚えよう!
A: 今天不去上班。
B: 還好嗎?身體不舒服嗎?
A: 不太舒服,反正今天工作也完全不忙。
B: 喔好,那我也不要去上班!
A: 為什麼?
〈日本語訳〉
A:今日は仕事行かない。(動詞の前パターン)
B:大丈夫?具合悪いの?(形容詞の前パターン)
A:あまり良くない。(副詞の前パターン)今日は全く仕事忙しくないし。(副詞の後ろパターン)
B:オッケー。じゃあ僕も仕事行かない!(動詞の前パターン)
A:なんで?