大家好!
「中国語って『ま』だけで文ができるんだよね?」そんなことを聞いたことがある方も多いのでは?
その通りです!
「どういうこと?」
そんな中国語を勉強し始める方のために、今回は中国語の発音で一番重要な「四声」について見ていきます!
●四声とは?
四声とは、4つの「声調」と呼ばれる「音の上がり下がりのこと」です。
この音の上がり下がりを間違えて発音してしまうと、言いたかったこととは全く別の意味に伝わってしまいます。それは、それぞれの声調には違う意味があるからなんですね。
●日本語にも「声調」はある!?
「え〜中国語って難しい」
そんな風に思っていますか?
大丈夫です!この四声は難しくありません。
考えて見てください。この音の上がり下がりは日本語にもあるんです。例えば、「あー」の音。「あー!」「あーあ」「あっ!」全部違う意味を伝えますよね。こんな感じで日本語にも声のトーンの上下で違う意味を伝えることは多々あります。
では、この「あー」を四声に当てはめたらどんな風に聞こえるでしょうか?見ていきましょう!
●第一声
第一声はこんな感じです↓
どうでしょう?どんな風に聞こえますか?
「何か忘れていたことを思い出した時」「何かミスをしてしまった時」に口から出てしまうような感じに聞こえませんか?
こんな感じで「高い声で伸ばす音」が第一声です。
この第一声の単語はこんなものがあります。
貓(猫)māo
一 yī
吃 chī
OKですか?
●第二声
第二声はこんな感じです↓
どうでしょう?こんな感じの「あー」を聞くと、なんか喧嘩してそうな感じがしませんか?
このように「低い音から高い音に上がる音」が第二声です。
第二声の単語にはこんな物があります。
玩wán
林lín
平píng
低い音からヒュ⤴︎っと高い音になる感じですね!
●第三声
次は第三声。第三声には2種類あります。ブランコを思い浮かべてください。高い位置から揺れて高い位置まで戻る「あー」が1つ目。
2つ目はブランコが高い位置から着地して止まったような「あー」の音です。
この「あー」どんな感じに聞こえますか?どっちも落胆したような感じに聞こえますね。
この第三声の音の単語にははみなさんが知っているであろうものがあります!
なんだと思いますか?
そう「你好」です!
他にも、
馬mǎ
水shuǐ
狗gǒu
●第四声
第四声は、高い音から低い音に急落する音です。
こんな感じです↓
「あーそうなんだ」と、何かに気づいた感じですね。
この第四声の単語もとっても使う言葉があります。
「謝謝(谢谢)xièxiè」です!
他にも
「再見(再见)zài jiàn」
「不bù」
「大dà」
●軽声
はいこれで四声は完璧!と言うのはちょっと早いんですね。実はもう一つあるんです。それは、軽声と呼ばれる音です。ピンインを見ると、アクセントのマークがない物があります。それが、軽声と言う「軽くて音の上がり下がりがない音」です。さっきの「あー」を使うと、「あっ」という感じです。音声入れる
この音はよく文の最後にきます。
例えば、「你好」にこの軽声の「嗎(吗)」?を付ければ「How are you?」の意味になります。
また、同じ漢字が2つ続く時、2つ目の漢字は軽声になることがあります。
例えば、
媽媽(妈妈mā ma)=お母さん
姐姐jiě jie=お姉ちゃん
●まとめ
日本語にも声のトーンで意味が変わるように、中国語にはこの4つ+1の声調によって様々な言葉を表します。これをマスターする方法は、「何度も聞いて慣れること」です。文字とピンインだけ見ていてもすぐに忘れてしまいますが、耳で覚えると、間違った読み方を聞いた時に違和感を感じるはずです。そして、実際に話す練習をするとなお記憶に残りますね★
これからも私が勉強して気づいたことや、ぜひ皆さんとシェアしたいと思ったことをお伝えしていきます!