阿部美樹子さん
東京都在住。フリーランスのブックデザイナーとして活動。2009年に台湾・花蓮と出会い、その10ヶ月後から半年間花蓮に滞在。現在、花蓮のお茶の販売サイトを準備中(インスタグラムは、@amicha_taiwan)
Q、台湾中国語を始めたきっかけは?
A、当時は一人で旅をするのが好きで台湾には何度か来ていたのですが、「中国語を話したい」と思ったのは花蓮との出会いがきっかけでした。
一番最初に訪れた台北の旅で、現地に留学していた友人が「花蓮は、昔からの自然が残っている綺麗なところ」と話していたのを聞き、「花蓮」という美しい名前が印象に残ったんです。
それから7年後、ようやく訪れた花蓮。
私はそれまで、海や山に囲まれた自然が豊かで、文化も根付いているところに住むイメージがありました。そして、花蓮を旅している中で「ここだ!」と思う瞬間があったんです。
Q、その瞬間とは?
A、海辺の小さな民宿に泊まった日。晴れた夕暮れの海辺で柔らかい空気と風に包まれていたとき、突然揺り起こされるように「私はこれまで、何かもっと大事なものがあるのに、それを見ないで生きてきたのではないか」と感じたんです。
ずっと握りしめていた何かがほどけるような感覚で、その瞬間、強烈に「ここに住みたい」という思いが湧き上がってきました。そして、「少しでいいので、私にここに住めるスペースをください」と心の底からお願いをしていました。
Q、深い体験でしたね。それで台湾中国語を学んでいるのですね。
A、はい。その体験から10か月後には留学という形で花蓮へ。そして今も年に一度は通い続けています。現地の友人たちにはずっとお世話になっているので、台湾中国語を話せるようになることは一つの恩返しの形でもあると思い、学習を続けています。
Q、YK中国語フレンズで学んでいかがですか?
A、私の課題は、台湾から帰って3か月くらい経つと、現地で台湾中国語を話している感覚が日本の生活で薄まってしまうこと。そこを支えてくれているのがYKフレンズです。毎日少しづつ続けることで、台湾に行ったとき現地の感覚に戻るのが早くなりました。これは大きな変化です。
講師の先生のフィードバックがとても丁寧なので、表現の幅も広がっています。間違いをそのままにしないで済むこの仕組みが本当にありがたいです。
Q、これから楽しみにしていること、夢はありますか?
A、花蓮で最初に出会った親友はアミ族の出身。彼の集落では「蜜香紅茶」というお茶を作っています。私はこのお茶が大好きで、15年以上毎日飲んでいても全然飽きないほど。だから、現地のお茶を通じて花蓮の暮らしや文化を伝えるかけ橋になれたらと思うようになり、今販売サイトを準備中です。
花蓮の友人たちは、農業や料理、パン作り、服飾、宿の経営、イラストレーター、動画制作、文化を支える事業など、自分で仕事をしている人が多く、人と環境とのつながりや循環を大切にしています。友人の家で過ごしていると誰かが来たり、みんなで食卓を囲むこともしょっ中。人との距離感もほどよく、豊かな暮らしが築かれていると思います。
語学に近道はないので、毎日コツコツ続けて、そんな花蓮の魅力をもっと伝えていくことができればと思っています。
私がインタビューしました🎤
インタビューライター渡邊レイラ
レイラさんのリンク:https://note.com/crystal_blue_and